お墓参りのマナー

 

 もう直ぐ、8月のお盆がやってきます。田舎に帰る人、地元に残る人、海外旅行に出かける人それぞれでしょうが、お墓参りにいく機会がもっとも多い時期といえるでしょう。

 普通、お墓参りは、故人の命日や年忌法要のほかは、お正月や春と秋のお彼岸、お盆に出かけることが多いようです。しかし、お墓をお参りするのに、いつでなければならないということはありません。結婚、就職、入学や進学など、人生の節目に報告したり、悩みや迷いがあるときに、心を落ち着かせるために訪れてもいいでしょう。

 また、できるだけ家族全員で出かけたいものです。特に、次の世代にお墓を守っていくことになる子供たちには、良い習慣として身に付くはずです。

 お墓参りに持っていくものは、現地で調達できるものが多いので、基本的には

・数珠(礼拝の際マナーとして必要)、

・線香(1束でいい、現地でも買える)、

・供物(生ものは持ち帰るので少なく)、

・生花(一対)、

・雑巾(お墓を拭くため)

などを持っていけばよいです。手順は以下のとおり。

1、お墓の掃除をする

墓所の中や周りのゴミ、落ち葉、雑草などを取り除き、線香たてや花入れ、墓石を洗う。

2、お供えをする

水を十分に入れた花立てに、生花を飾る。水鉢にも水を満たす。供物がお菓子や果物など、食べ物のときは、2つ折りにした半紙にのせる。

3、線香をたく

備え付けの着火台や持参の着火機で線香をたく。本数は多くなりすぎないこと。

4、墓石に水をかける

この水は故人ののどを潤すといわれている。浄土真宗では極楽浄土が水で満たされているから、墓石を綺麗に洗うための行為と規定されている。しかし世間一般の慣習として欠かせない儀式といえよう。

5、合掌、礼拝する

数珠を持って手を合わせ、一人ずつ礼拝する。

6、供物を持ち帰る

供物は食べ物が多いので、そのままにしておくと腐らせたり、カラスや野良猫に荒らされる。

7、ご本尊にお参りする

お寺にお墓がある場合は、本堂に上がりご本尊にお参りをする。そして住職や管理人に挨拶をして下さい。霊園では大きな観音様などが祀られていたりするので、そちらにもお参りを。

だいたい以上になりますが、その地方独特の風習などもありますので、そちらを優先させてマナー良くお参りしてください。

 

参考文献 仏教早わかり百科 ひろさちや