平成20年度 お盆法要

  

平成20年8月15日、16日、当山法徳寺におい て新盆、お盆法要が行われました。
 当日は、各地で記録的な猛暑日でしたが、たくさんの お参りを頂きました。
ここで、当日の、法話を一部を ご紹介させていただきます。
                                                      
 (当日の法話より↓)
皆様、ご仏壇に毎日お参りされておりますか?仏壇というのは、日本独自のものだそうです。仏壇は、お寺の本尊を小さ
くした造りをしております、つまり、家の中にお寺があるということです。よく、仏教の盛んな国や、キリスト教の信者は、
毎週、お寺や教会にお参りされているとお聞きしますが、日本では、そうしないのは、ご家庭に仏壇があるからなので
す。そして、仏壇にお参りさせていただくと安心するのは、いつも、仏様が、見守ってくださるご利益であります。
 
 先日、経営コンサルタントをされているお宅様にお参りさせて頂いた際、その方から「経営」という言葉は、「お経を
営む」と書くのですよね、何か、仏教と関係する言葉なのでしょうね、とお話を頂きました。私は、そのお話をお聞きし、
今までまったく気付きませんでしたが、確かに、そうだと思いました。
また、その方から、「はたらく」という言葉は、「はたを楽にする」という意味だとお聞かせ頂きました。
自分だけが幸せになるのではなく、周りの方を幸せにするために、はたらくという言葉があるそうです。

経営という言葉がなぜ、お経を営むと書くのでしょうか?
私なりにいただけば、仏壇に毎日毎日、お参りしお経を称えるのは、何のためか?
それは、ご先祖に感謝するためです。
同じように、毎日毎日、こつこつと、お客様に感謝をし、周りを幸せにするためにはたらく、それが、本当の経営すると
いう仏教の教えを実践することだと思いました。
亡き方は、皆様を幸せにするため、守るために、毎日お浄土よりお戻りになられ、一生懸命、はたらいてくださって
いるのです。
 しかし、現在、不幸なことに、目に見えないものを信じることがなくなってしまいました。
誰も見ていなければ、許されるという意識では、何もやってもいいんだという意識になってしまいます。
皆さんが今ある幸せ、成功は、自分の力で手に入れたものと思っていませんか?
しかし、目に見えないものに支えられているのです。見えないご先祖を大切にしてください。
そういう方の人生は、必ずや素晴らしいものになります。
皆様の幸せを、仏さまは願い続けてくださっております。

私たちの心には、闇があります、それは、「死後どうなるか分らない心」です。
現在が暗いのは、未来が暗いからであります、皆さんも、明日、心配事があると気持ちは暗くなりますよね。
どんなことがあっても、必ず、浄土へ救うという如来様の教えを生きている間にお聞きすることが出来たのは、
本当に幸せな方です。どんなときでも、人生を楽しんでください。
辛いときでも、悲しいときでも、楽しむことを忘れなければ、その苦しみが、かえって自分を成長させ、素晴らしい
人生が開けるのです。いつなんどき、この世を卒業しなければならなくなっても、必ずや浄土へ救われるのです。
一生、愚痴を言って過ごすのも一生です、感謝の気持ちで過ごすのも一生です。
皆さんは、どちらの人生を歩選びますか?
頑張れよ、私は、いつも、そばにいるよ。と仏様は、私たちを励ましてくださっています。
 あるおばあちゃんが、お孫さんに、質問されました。
「なぜ、毎日、仏壇にお参りしているの?」「おばあちゃんはね、仏様と会話しているんだよ。
仏様さまからね、おばあちゃんに向かって、がんばりなさいよ、いつも、見守っているよと励ましてくれる声が
聞こえてくるんだよ、だからね、ありがとうって念仏を称えているんだよ」とお答えになったそうです。
どうぞ、皆様、ご家庭の、ご仏壇を大切になさってください。


                                              (法話講師 法徳寺 副住職 伊東英幸)