11月の法話  

「マナー」
      

すっかり秋らしい風が吹くようになった今日この頃ですが、みなさん年末にかけ忙しい日々を過ごしていることでしょう。

浄土真宗の末寺において11月は、報恩講の時期ですが法徳寺では10月10日に開催し、年内の主な行事は終了しま

したのでほっとしているところです。

さて私は先日、築地本願寺で行われた「東京青年僧侶協議会」が主催する研修会に出席してきました。

要するに若手の僧侶の集まりです。

今回のテーマは「日常生活におけるマナーについて」でした。

大変有意義だったのですがここでは書ききれませんので、皆さんがお寺参りする時のマナーについて述べてみたいと思います。

●「服装は平服で」とはよく言いますが、あまり派手な恰好は好ましくありません。
  法話会では落ち着いた色のワイシャツにジャケットなどが良いかと思います。(袖なし、短パン)×、(Tシャツ、ジーパン)△ですね。
  もちろん法事や葬儀の場合は喪服が好ましいのですが、普通のスーツでも問題ありません。

● 持ち物としては、門徒式章、念珠、聖典といったところです。
  門徒式章は浄土真宗信者の証として、誇りを持って首から下げたいものです。
  念珠なしにお参りすることは「仏を手づかみするようなもの」と言われています。
  是非「マイ聖典」を持参したいものです。様々な書き込みがあり毎日の読経で手垢がついた経本は自慢の品です。

● 来寺の時間。法事なら20分前位が良いです。
  前の方が退出して片づけが終わり、自分の法事の準備をするためにはそれくらいがベストです。
  法話会ならば、かなり早く来てもかまいません。余裕があるなら境内の掃除などをしてくださると助かります。
  遅くとも10分前にはお集まりください。

● お寺の門に入るところで一礼します。まず本堂のご本尊さまにご挨拶をするのです。
  しかし、法徳寺では安全上、駐車場利用の場合、近道をしてもらっているので、その時は必要ありません。

● 法話会などに出席する時など多くの人が出入りしている時間は、呼び鈴など鳴らさずに堂々と上がってください。
   お寺はいわば門徒の公共施設ですから、かしこまる必要はありません。
   ただし用事があるときや夕方以降などは一声かけてから入堂して下さると助かります。

● 本堂に入る際にも一礼します。手を合わせる必要はありません。お寺の主役はご本尊さまです。
   仲良しの人とおしゃべりするより前に、ご本尊に向かってご挨拶をするのです。

・・・と、本堂に入るまでで今回のマナー講座は終了です。以降は次回以降に書きたいと思います。

総括すると、お寺参りは目上の方のご自宅に訪問するような気持ちで行きたいということです。

お墓参りのように野外ではありませんから、服装も気持ちも少し緊張感があったほうがよいでしょう。

そしてお寺のご主人はご本尊さまです。

友人に会えるから行く・・のではなく仏法を聞きに行くという気持ちを忘れないでください。

                                                         善林寺 八千代別院 主管 伊東知幸