法徳寺では、平成14年に、第一永代供養墓が、完成しました。

その当時は、永代供養墓へのニーズは、それほど、多くなく、
緩やかに、利用者が増えていきました。約10年で300体を納骨し、
生前予約の方のスペースを確保する為、平成26年に第二永代供養墓を建立いたしました。

その頃には、テレビで永代供養墓に関する映像が流れ、わずか4年で300体の納骨し、
利用者が、激増いたしました。私は、次の永代供養墓をどうしようかと頭を悩まし,
平成30年春には、第三永代供養墓を建立する計画をたて始めるのですが、
業者さんとの打ち合わせの中で、将来をみこして、すぐに一杯にならないように、
大規模な建物にしたい、地下室も造りたいと提案しました。
それには土地の確保が必要ですが、既にある墓地の所有者の方が、
区画整理に協力して下さったのです。また、樹木の整理も必要になりました。
私は境内の木は、なるべく切りたくないので、樹木医さんに相談し、すべて移動したいと
お願いしました。樹木医さんには、移動より新しい木を買った方が、
よっぼど安く済みますよと言われましたが、私としては諦めきれず、何とかお願いしました。
移動には、最適な時期もあり、待つことになりますが、私は、それでも良いと思いました。
一番頭を悩ませたのは、木の移動や建設には大きな重機が必要とのことになり、
それには、境内の裏にある土地を借りなければならないと言われたことです。
境内の裏の土地の所有者は、法徳寺の門徒さんではありませんし、
運送会社さんが使われています。そこで、地権者様と運送会社様にお願いをいたしました。
一時的に、法徳寺の駐車場を使って頂くことを、条件にご協力下さり、
本当に有難かったです。重機が入らなければ、この建設は、出来ませんでした。
このように、建設が始まるまでに、クリアしなければならないことが数多くなり、
もちろん、厚木市にも申請しなければならず、どんどん、工期がのびてしまいました。

平成30年10月に、無事に建設が始まり、まずは、基礎工事です。
かなりの深さを掘らないと、岩盤に当たらず、最初から工事は大変だったようです。
私としては、今後永代にわたり、多くの方に利用されるお墓ですから、途中で傾いてしまっては
困りますので、時間はかかってもかまいませんと、業者さんには、お願いしました。
第三永代供養墓は、お墓というよりも納骨堂のような建物になっています。
そのため、厚木市の建築基準法もクリアしています。
正式に、厚木市より許可を頂いています。
内部は地下室もあり、お骨を2000体、棚における大規模なものです。

こうして、令和元年に第三永代供養墓は完成いたしました。